2×4(ツーバイフォー)工法~気密性能抜群!快適性重視~
厚さ2インチ×幅4インチの角材で作られた枠組に、構造用合板を一体化させたパネルを壁や床に使用した工法が2×4(ツーバイフォー)工法です。
この工法の特徴は、
軸ではなく面で支えるので耐震性に優れている。
工場内で寸法通りにあらかじめプレカットされているので、現場作業が早い。
面と面でガッチリ囲う工法なので、気密性が極めて高い。
面どうしで接合し密接度が高く、炎の通り道をふさぐことで防火性を高めている。
気密性が高く断熱性が高いので、宅内の空調管理がしやすく省エネに優れている。
マニュアル化されている工法なので品質にバラつきがない。
というものが挙げられます。
大手ハウスメーカー12社の中で、2×4工法を採用しているメーカーを決め手とするなら
三井ホーム
住友林業
ツーユーホーム
がオススメです。
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三井ホーム
1974年の日本での2×4工法の採用とともに設立された三井ホーム。
2×4工法において、他メーカーに先駆けたパイオニア的な存在のハウスメーカーなのです。
構造の接合部分には接着剤を用いず、45坪程度の住宅では約6万本以上の釘を使用。
主要部分には独自のオリジナル金物を使用するなど高い耐震性を備えています。
特に屋根部分に使用される高性能金物「コネック」は6畳大の屋根にピアノ10台を乗せた加重にも耐えるほどです。
基本構造のダイヤフラムは、面材と枠組材を強固に一体化させたものですが、床には水平ダイヤフラム、壁には垂直ダイヤフラムをそれぞれ用いて外力のエネルギーを分散させてねじれや変形を防いでいます。
また、屋根には三井ホーム自慢の「DSパネル」を使用。
ビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS)に面材をサンドイッチした耐力パネルで、一枚で大型乗用車の荷重にもゆうゆう耐える剛性を持っています。
壁、床、屋根を高性能金物で結合してモノコック化された構造は、三井ホーム設立以来に発生したすべての地震において全半壊ゼロを更新し続けています。
住友林業
住友林業も、三井ホームと並び2×4工法の草分け的なハウスメーカーとして実績を持つ会社。
ダイヤフラム状の各面材が多方面からの外力にも強さを発揮させます。
なかでも、住友林業の床合板は24mm厚。
一般的な2×4工法では約1/2の12mmを使用しているのですから、高い耐震性に期待出来ます。
実際、独自の実験でも耐震等級最高ランクの「3」を確保。
4階建にも対応できる強さを持っています。
住友林業の2×4工法に特徴としてみられるのが、「外張り断熱フルセーブ工法」。
断熱材の切れ目を生じさせる充填断熱ではなく、住宅を外側からスッポリ覆う、外断熱工法を採っているところが魅力です。
使用している断熱材も世界最高レベルの発泡プラスチック系の「フェノールフォーム」。
ヘーベルハウスでもお馴染みの断熱材ですね。
この工法により、壁内の温度を室温に近づけることが出来るので、結露の発生を防げます。
さらに、構造体に侵入した余分な湿気を通気層から放出する仕組みもできているので、2重の壁内結露対策となって安心です。
湿気の多い日本に対応した、オリジナル2×4工法と言えそうですね。
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ツーユーホーム
ツーユーホームの中でも2×4工法をとる「ミオーレ」。
セキスイハイムの木造部門としてのウリを大いに活かした木造住宅です。
例えば、木造ユニットを工場内という恵まれた環境内で製造できるという強み。
雨天にさらされる事なく、現場作業員のパフォーマンスを最大限発揮できる好条件は、何物にも代え難い安心感があります。
「人間にはミスは付き物」という諦めも幾分かは解消してくれそうです。
ツーユーホームには「2×6工法のグランツーユー」、「2×4工法のミオーレ」と商品分けされており、比較的コストパフーマンスに優れた仕様となっているミオーレ。
外観デザインも、洋風スタイル「Western style」、和風スタイル「Japanese style」、上質感を残しつつ無駄を省いた「Simple style」と選択できる他、ツーユーホ-ムの空調管理システム「空気工房」や木造住宅では珍しい総タイル外壁も取り入れることができます。
磁器タイルの種類も豊富で細割ボーダー調デザイン(6色)と石面調デザイン(6色)の合計12種類を設定されており、お好みの外観デザインや住宅仕様にも柔軟に対応できるところが良いですね。